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この日の機内食。バインミーとタイガービール

ベトジェット「スカイボス」搭乗記|関西→ホーチミン直行便、ラウンジ・機内食・入国ファストトラックまで実際どうだった?

9月のホーチミン一人旅。行きの便は、ベトジェットエアの「スカイボス(SkyBoss)」にしてみました。

ベトジェットはベトナムのLCC(格安航空会社)ですが、スカイボスはその上位の運賃です。座る席は普通の席と同じつくりなのに、空港での優先手続き、ラウンジ、機内の飲食がまとめて付いてきます。

片道約10万円で、実際に何が付いてきたのか。関西空港のチェックインから、ホーチミンの入国審査を抜けるまでを順番にまとめました。

この日の機内食。バインミーとタイガービール
この日の機内食。バインミーとタイガービール

※内容はすべて2026年9月19日の搭乗時点のものです。運賃は予約の時期で大きく変わりますし、サービスの中身や機内メニューの値段も変わることがあります。予約の前に、ベトジェットエアの公式サイトでご確認ください。

結論|片道約10万円で付いてきたもの

先に全体をまとめます。便はVJ829、関西空港09:30発、ホーチミン(タンソンニャット空港)13:00着の予定の便です(時差は2時間なので、予定の所要時間は約5時間半)。

場面 この日、スカイボスで受けられたこと
関空・チェックイン ビジネス/スカイボス専用のカウンター
関空・保安検査 優先レーン(ファストレーン)
関空・出発前 ラウンジ(KIX Lounge Kansai)
搭乗 優先搭乗(搭乗券はGROUP 1)、前方の座席(この日は1列目)
機内 本来は有料のメニューから選べる飲食が、すべて無料
ホーチミン到着 沖止めでもスカイボス専用のバス、手荷物の優先受け取り。入国審査も優先レーンに案内された(約15分で通過)※公式の特典一覧には記載なし

座席そのものは普通席と同じつくりです。お金を払っているのは「広い座席」ではなく、空港での優先手続きと、機内の飲食をまとめたサービスだと感じました。

関西空港|専用カウンター、ファストレーン、ラウンジ

チェックインは、「BUSINESS / SKYBOSS」の札が立った専用のカウンターでした。スカイボスの赤い柱が目印です。

関空のベトジェットのカウンター。人物はぼかしています
関空のベトジェットのカウンター。人物はぼかしています

保安検査は、関空の優先レーン「ファストレーン」を使えました。手元に残ったのが、この「ファストレーンチケット」です。

保安検査の優先レーンで使うファストレーンチケット。搭乗券の文字はぼかしています
保安検査の優先レーンで使うファストレーンチケット。搭乗券の文字はぼかしています

出国審査のあとは、ラウンジのKIX Lounge Kansaiで出発を待ちました。関西空港 第1ターミナルの出国後エリアに、2025年3月に開いた航空会社共用のラウンジです。

KIX Lounge Kansai の入口
KIX Lounge Kansai の入口

食事はビュッフェ形式です。わたしはパンとサラミ、サラダ、チキンのおかずを少しずつ取って、スープとアサヒのビールを合わせ、出発前の朝ごはんにしました。カップヌードルのコーナーもありました。

ラウンジのビュッフェで組んだ朝ごはん
ラウンジのビュッフェで組んだ朝ごはん
ビュッフェのコーナー。人物はぼかしています
ビュッフェのコーナー。人物はぼかしています

💡 行く人へ(実用メモ)

  • ラウンジ:KIX Lounge Kansai(関西空港 第1ターミナル3階・出国後の中央エリア)。スカイボスの搭乗券で利用できました(訪問時点)
  • 公式サイトの案内では、ラウンジは出発の3時間前から使えます
  • 受託手荷物は、公式サイトの表記で路線により30kgまたは50kg、機内持ち込みは10kgまたは12kg(2026年7月更新のページ)。関西線の重さは予約画面で確認してください

搭乗|GROUP 1で、座席は1列目

搭乗券には「skyBOSS」の文字と、搭乗グループの「GROUP 1」が印字されています。

関空の搭乗橋。搭乗券の文字と人物はぼかしています
関空の搭乗橋。搭乗券の文字と人物はぼかしています

座席は1列目でした。前に座席がないので、足元は広々です。この日は隣の席が空いていて、機内ではかなり楽に過ごせました。目の前の壁には、街角のカフェのイラストと、スカイボスのロゴが描かれています。

1列目の前の壁。スマホの画面はぼかしています
1列目の前の壁。スマホの画面はぼかしています

スカイボスは座席の種類ではなく、運賃の名前です。座席のつくりは普通席と同じで、ビジネスクラスのような大きな座席ではありません。

搭乗直後の機内。前方から後ろを見たところ
搭乗直後の機内。前方から後ろを見たところ

そのかわり、機内ではスカイボスのロゴ入りのカップで、ウェルカムドリンクが出てきました。

skyBOSSロゴ入りのカップでウェルカムドリンク
skyBOSSロゴ入りのカップでウェルカムドリンク

機内食|有料メニューから好きに選べて、すべて無料

機内では、ほかの乗客ならお金を払って頼む販売メニューから、好きなものを選べます。飲み物もビールのほか、ワイン、ソフトドリンク、ミルクティーなどがあって、飲食はすべて無料でした。

機内の販売メニューの冊子
機内の販売メニューの冊子

メニューは冊子になっていて、温かい食事、カップ麺、スナック、カフェのドリンク、ビールやワインまで、品数はかなり多めです。国際線の値段をいくつか書き出すと、次のとおりです。

メニュー 国際線の値段 円の目安
バインミー(単品) 120,000ドン(US$5.00) 約720円
バインミーのセット(バインミー+カシューナッツ+水) 230,000ドン(US$9.00) 約1,380円
温かい食事(おこわ、カニとエビの春雨炒めなど) 170,000ドン(US$7.00) 約1,020円
カップ麺のフォー 150,000ドン(US$6.00) 約900円
ビール 120,000ドン(US$5.00) 約720円
赤ワイン 280,000ドン(US$12.00) 約1,680円
カフェのドリンク(ミルクティー、抹茶ラテなど) 120,000ドン(US$5.00) 約720円
コーヒー・お茶・ソフトドリンク 100,000ドン(US$4.00) 約600円

メニューには「食事を事前に予約すると最大30%おトク」という案内も載っていました。普通の運賃で乗る人は、予約のときに食事を付けておくと、安くなることがあります。

バインミーのセットや温かい食事のセット
バインミーのセットや温かい食事のセット
温かい食事のページ。バインミー単品は国際線120,000ドン
温かい食事のページ。バインミー単品は国際線120,000ドン
ミルクティーや抹茶ラテなどのカフェドリンク
ミルクティーや抹茶ラテなどのカフェドリンク
ソフトドリンク、ビール、赤ワイン
ソフトドリンク、ビール、赤ワイン

わたしが選んだのはバインミーです。箱に入ったバインミーと一緒に、タイガービールとスナックももらいました。

この日選んだバインミー
この日選んだバインミー
hiron
飛行機の中でバインミーをかじった時点で、気分はもうベトナムでした

メニューの値段で数えると、バインミー(単品120,000ドン)とビール(120,000ドン)を普通に頼めば、合計240,000ドン(約1,440円)です。この日は、これが無料でした。

コーヒーの値段も見ておきました。コーヒーやお茶は、国内線で60,000ドン、国際線で100,000ドン(US$4.00)です。

コーヒーやお茶のページ。国際線は100,000ドン
コーヒーやお茶のページ。国際線は100,000ドン

100,000ドンは約600円です(1万ドン=約60円で換算)。ホーチミンの街のカフェでわたしが払ったコーヒーは45,000〜65,000ドンだったので、機内のコーヒーは、その約1.5〜2.2倍です。この日は、これも無料で頼めました。

フライト|座席モニターがないので、地図アプリで現在地を追う

ベトジェットの機内には、座席ごとのモニターがありません。この日の機体にもなかったので、「いまどこを飛んでいるのか」は機内ではわかりません。

そこで便利だったのが、スマホのフライト地図アプリ「Flyover Country(フライオーバー・カントリー)」です。機内モードのままでも、スマホのGPSで現在地を地図に出してくれます。日本時間の11時42分には、東シナ海の上空で高度10,450m、時速840kmと表示されていました。

Flyover Country の画面。東シナ海の上空、高度10,450m
Flyover Country の画面。東シナ海の上空、高度10,450m

画面の下には、航路の近くにある場所の解説が一覧で出てきます。ホーチミンが近づくと、高度がみるみる下がっていくのもわかります。

日本時間15時01分。ホーチミンの手前で、高度2,140mまで下がっていた
日本時間15時01分。ホーチミンの手前で、高度2,140mまで下がっていた

💡 行く人へ(Flyover Country の使い方)

  • 無料のアプリで、iPhone(App Store)とAndroid(Google Play)の両方にあります(2026年9月時点)
  • 搭乗前に、Wi-Fiのあるところで航路の地図をダウンロードしておくのがポイントです。機内ではネットにつながらなくても、地図と解説が見られます
  • 機内モードでもGPSで現在地が出ます。ただ、わたしの画面でも途中で一時的に「No GPS」と出ることがありました
  • もともとはアメリカのミネソタ大学で、全米科学財団(NSF)の支援を受けて始まったアプリで、眼下の地形や自然、街の解説が読めます

着陸が近づくと、窓の下にホーチミンの街並みが広がってきました。

着陸前に見えたホーチミンの街
着陸前に見えたホーチミンの街

到着|沖止めでも専用バス、入国は約15分

ホーチミンのタンソンニャット空港では、飛行機は沖止め(ターミナルから離れた場所に駐機して、バスで移動する形)でした。ここでスカイボス専用のバスが迎えに来てくれました。車体に「BUSINESS」のロゴが入った、ベトジェットの上級クラス用のミニバスです。専用のバスでそのままターミナルへ向かえるのは、到着してすぐの体にはありがたかったです。

バスの車窓から見た駐機場
バスの車窓から見た駐機場
わたしが乗ったのと同じタイプの、ベトジェットの上級クラス用ミニバス。車体に「BUSINESS」のロゴ
わたしが乗ったのと同じタイプの、ベトジェットの上級クラス用ミニバス。車体に「BUSINESS」のロゴ

入国審査では、スカイボスの搭乗券を見せると優先レーン(ファストトラック)に案内されました。約15分で入国審査を通過し、預けた荷物もプライオリティで早めに出てきました。

💡 行く人へ(実用メモ)

  • 入国審査の優先レーンは、スカイボスの搭乗券を見せると案内されました(訪問時点)。公式サイトの特典一覧には書かれていないので、いつも使えるとは限りません
  • 通過にかかったのは約15分。混み具合によって変わります
  • 到着日に空港から1区のホテルまで乗ったGrabは107,120ドン(約640円)でした

まとめ|約10万円の価値はあったか

わたしの答えは「あった」です。

座席は普通席と同じです。それでも、チェックイン、保安検査、ラウンジ、機内の飲食、到着後のバスと荷物まで、サービスはビジネスクラスに近いと感じました。なかでも、沖止めの空港で専用のバスが迎えに来たことと、入国審査を約15分で抜けられたことは、到着日の体力をそのまま残してくれました。

hiron
座席はエコノミーでも、サービスはビジネスクラスに近い。沖止めなのに専用バスが迎えに来てくれたのには驚きました

一つだけ注意があります。ベトジェットには、スカイボスとは別に、フルフラットの座席に座れる「ビジネス」運賃がある路線もあります(使う機材によるので、関西線で選べるかは予約画面で確認してください)。「横になって眠りたい」ならそちら、「座席は普通でいいから、手続きと食事を楽にしたい」ならスカイボス、という選び方になると思います。

💡 スカイボスが向いている人

  • 到着した日から動きたい人(荷物は優先で受け取れる。この日は入国審査も優先レーンに案内された)
  • 一人旅で、空港の手続きを少しでも楽にしたい人
  • 機内で食事や飲み物を気にせず頼みたい人

あわせて読みたい

※運賃・サービス・ラウンジ・手荷物の条件は、2026年9月の搭乗時点と、ベトジェットエア公式サイトの案内(2026年7月更新)にもとづいています。機内メニューの値段は、搭乗時に機内にあった冊子の表記です。予約の前に最新の条件をご確認ください。

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