台湾出張の帰り、台北(桃園)から関西空港までは、エアアジアXのD7378便「プレミアムフラットベッド(Premium Flatbed)」に乗りました。
エアアジアXは、マレーシアのLCC(格安航空会社)、エアアジアのグループで中長距離を飛ぶ会社です。プレミアムフラットベッドは、そのA330という大きな機体の前方にある、横になれる座席の運賃です。
この台北→関空の便は、2026年10月25日から機体が小さいA321neoに替わり、プレミアムフラットベッドがなくなると報じられています。わたしが乗った10月12日は、この区間でフラットベッドに乗れた最後の月でした。片道74,370円で何が付いてきたのかを、記録として残しておきます。

※内容はすべて2026年10月12日の搭乗時点のものです。運賃は予約の時期で大きく変わります。10月25日からの変更は報道にもとづく情報なので、予約の前にエアアジアの公式サイトや予約画面でご確認ください。
結論|片道74,370円で付いてきたもの
先に全体をまとめます。便はD7378、台北(桃園空港 第1ターミナル)15:40発、関西空港19:30着の予定の便です(時差は1時間)。
| 場面 | この日、プレミアムフラットベッドで受けられたこと |
|---|---|
| 桃園空港・チェックイン | プレミアムフラットベッドなどの専用レーン |
| 出発前 | ラウンジはなし(フードコートで食事) |
| 座席 | 1A。2-2-2の配列で、背もたれを倒すと横になれる座席。ただし完全な水平ではない |
| 機内 | 枕と布団、機内食1食(チキンビリヤニ)、水。コーヒーは頼むと無料 |
| 手荷物 | 約15kgのスーツケースを預けた。機内持ち込みの重さは量られなかった |
大手航空会社のビジネスクラスのような、ラウンジや選べるコース料理はありません。お金を払っているのは、ほぼ「横になれる大きな座席」です。それでも、わたしはこの座席がけっこう好きでした。
桃園空港|専用レーンでチェックイン、ラウンジはなし
エアアジアのカウンターは、桃園空港の第1ターミナルにあります。プレミアムフラットベッドは、「PREMIUM FLATBED/PREMIUM FLEX/FAST PASS」の札が立った専用のレーンで手続きできました。


スーツケース(約15kg)はここで預けました。LCCは機内持ち込みの重さを厳しく量る、という話をよく聞きますが、この日は量られませんでした。
この日、ラウンジの案内はありませんでした。大手のビジネスクラスの感覚でいると、ここは少し拍子抜けするところです。出発までは、ターミナルのフードコートでご飯を食べて過ごしました。
💡 行く人へ(実用メモ)
- カウンター:桃園空港 第1ターミナル。プレミアムフラットベッドは専用レーンで手続きできました(訪問時点)
- ラウンジ:この日は案内なし。出発前の食事は、ターミナルのフードコートなどで済ませておくと安心です
- 受託手荷物:プレミアムフラットベッドの運賃には、受託手荷物が含まれていました。重さの上限は予約画面で確認してください
搭乗|A3ゲート、出発は少し遅れた
搭乗口はA3でした。表示は「D7 378 15:40 關西/大阪」。ゲートの横には、搭乗の順番(1→2→3→4)の案内が出ていました。


ゲートの窓からは、エアアジアの赤い機体が見えました。

D7378は、クアラルンプールを出て台北に寄り、関空へ向かう便です。この日は出発が少し遅れました。理由の案内は聞き取れませんでしたが、16時26分に撮った写真では、まだ地上にいます。

座席|1A、横になれるけれど完全な水平ではない
搭乗口から機内に入ると、すぐ前方がプレミアムフラットベッドの区画です。赤いヘッドレストの大きな座席が、窓側2席・真ん中2席・窓側2席の2-2-2で並んでいます。区画の後ろには、エアアジアXの静かな席の区画「Quiet Zone」の表示が見えました。


わたしの席は1A、最前列の窓側です。座席には赤い枕と布団、水のボトルが置かれていました。前は壁なので、足をまっすぐ伸ばしても余裕があります。


名前は「フラットベッド」ですが、背もたれを倒しても完全な水平にはなりません。少し足の方へ傾いた形です。海外の座席比較サイトでは、この2-2-2のタイプは約170度と紹介されています。それでも、台北から関空までの3時間ほどなら十分で、かなりリラックスして過ごせました。
💡 行く人へ(座席のメモ)
- 配列は2-2-2。窓側の2席は、窓際の席から通路に出るときに隣の人の前を通ります。一人で乗るなら、隣が空いているかどうかも座席指定のときに見ておくと安心です
- 1列目は前が壁なので、足元が広く使えます
機内食|チキンビリヤニ1食、選べないけれど美味しかった
機内食は、マレーシアの機内食ブランド「Santan(サンタン)」のブハラ・チキンビリヤニでした。1種類だけで、選ぶことはできません。パッケージには、内容量260g・455kcalと書かれています。

ふたを開けると、スパイスの香るご飯に、チキンのカレー煮込みとチリソース、レーズンがのっています。台湾で食べてきたものとはまったく違う、東南アジアの味で、美味しかったです。台北にいながら、クアラルンプールへ向かう便に乗っている感じがしました。

飲み物は、水のほかに、コーヒーも頼めば無料でした。アルコールは別料金だったと記憶しています。
💡 行く人へ(機内のメモ)
- 機内食は1食で、選べませんでした(この日はチキンビリヤニ)。苦手な食材がある人は、予約のときにメニューを確認しておくと安心です
- コーヒーは無料、アルコールは有料でした(訪問時点。わたしの記憶ベースです)
- 座席にモニターはありません。スマホのフライト地図アプリ「Flyover Country」を入れておくと、今どこを飛んでいるかがわかります(使い方はベトジェットのスカイボス搭乗記で紹介しています)
離陸してしばらくすると、アプリの地図では台湾の北の端を抜け、高度は8,390mまで上がっていました。

関空が近づくと、和歌山の街の明かりの横を通って、高度1,230mまで下がっていきます。

10月25日から|この区間のフラットベッドはなくなる予定
ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。
報道によると、関西〜台北〜クアラルンプールの路線は、2026年10月25日から、エアアジアX(D7・A330-300)からエアアジア(AK・A321neo)に移ります。便名はAK176(クアラルンプール→台北→関西)とAK177(関西→台北→クアラルンプール)になり、時刻表は今と同じです。
| 10月24日まで | 10月25日から(予定) | |
|---|---|---|
| 運航会社 | エアアジアX(D7) | エアアジア(AK) |
| 台北→関西の便名 | D7378 | AK176 |
| 機材 | A330-300 | A321neo |
| プレミアムフラットベッド | あり | なし |
| 時刻(台北→関西) | 15:40発 → 19:30着 | 15:40発 → 19:30着 |
A321neoには、プレミアムフラットベッドも、Quiet Zoneもありません。すでにプレミアムフラットベッドで予約している人には、メールで連絡があり、差額が返金されると報じられています。
💡 これから予約する人へ
- 台北〜関空でフラットベッドに乗れるのは、10月24日の便までの予定です
- 10月25日以降の便をすでに予約している人は、エアアジアからのメールと予約画面を確認してください
- エアアジアXのプレミアムフラットベッドそのものがなくなるわけではありません。ほかの路線で乗れるかどうかは、エアアジアの公式サイトで確認してください
まとめ|LCCのビジネス、それでも好きだった理由
2023年に乗ったエバー航空のビジネスクラスやスターラックス航空のビジネスクラスと比べると、ラウンジも、機内食も、座席の新しさも、正直レベルは落ちます。
それでも、わたしはこの座席が好きでした。大事なのは、3時間ほど足を伸ばして、体を預けてゆっくりできること。出張の帰りにそれだけを買うなら、片道74,370円のプレミアムフラットベッドは悪くない選択でした。
💡 プレミアムフラットベッドが向いている人
- ラウンジや食事より、座席で横になって休めることを優先したい人
- 出張帰りなど、疲れた体で移動する人
- 大手のビジネスクラスより費用を抑えて、少しでも楽に移動したい人
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※運賃・サービス・手荷物は、2026年10月12日の搭乗時点のものです。10月25日からの運航会社・機材の変更は、TRAICY(2026年10月5日)とAeroroutes(2026年9月23日)の報道にもとづいています。座席の角度は海外の座席比較サイトの記載です。予約の前に、最新の条件をエアアジアの公式サイトでご確認ください。